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お部屋が片付かない本当の理由


子育て中の奥様 編


私たちは、今までテレビや一般のリフォームを数多く行ってきましたが、そのほとんどのお宅が子育て真っ最中のご家庭でした。 そして、子育てをする奥様たちには、いつも、共通のお悩みがありました。

それは、「お部屋が片付かない」というお悩みです。
そして、その片付かないというのには、二つほど「理由」があるのです。

1つは、お子様が小さいために四六時中見ていなければならず、スムーズに家事が行えず「片付ける時間」がなくなってしまっているということ。

2つ目は、おもちゃや着替えなど「お子様の物」が増えて、それらがしまいきれなくなってしまっていること。  つまり、片付けようにも、「片付ける場所」がないということなのです。

その原因としては、そういう家のほとんどは「お2人で住むことを前提に考えられた間取りや設備」であることが多く見られます。
お子様がお生まれになると、お2人の生活からお子様中心の生活になり、生活リズムもライフスタイルも、そして家事動線も変わってしまいます。 今までは「家事」だけでよかったのに、今度はそれに「子育て」も加わるわけですので、当然「家事」だけと、「子育てをしながらの家事」とでは、「動線」も「動く回数」も違ってくるのです。 動線が悪くなると無駄な動きが多くなり、同じところを何度も何度も行き来したりして、作業に時間がかかったり、無駄に疲れたりします。 その結果、「片付ける時間」がなくなってしまうということなのです。

それと、お子様がいらっしゃれば、当然お子様の物の収納も必要になります。 オムツや着替えなど衣類は増えますし、おもちゃなども新たに増えます。 しかし、2人暮らしを想定した家では、そういう物の収納までは考えられていませんので、当然収納が足りなくなるのです。 片付ける場所がなければ、いくら片付けようとしても物は溢れ、結局は散らかってしまいます。

今までは、お2人で使いやすく、住みやすかった部屋が、お子様が生まれ、お子様中心の生活ということになると、今までとは「動線」や「収納」の使い勝手が違ってきますので、逆に使いづらくなってしまい、その結果「片付かない部屋」になってしまうのです。 片付かないのは、使う人に問題があるのではなく、住む家に問題がある場合が多いのです。
やはり、子育てには「子育てしやすい家」が必要なのではないでしょうか。


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